【ただの借金ではダメ】
借金をしていると相続税がかからないと、都市伝説のように語られますが、借金をしてそのまま銀行に預金しているだけであれば1円も安くなりません。 安くなるのは借金の額より借金で購入した財産の価値が少ない場合のみです。 そんなことあるのか?と疑問に思われるかもしれませんが、借りた資金で不動産を購入すると安くなります。 例えば極端な話、1億円借金をして不動産を購入してすぐ亡くなったとすると、借金は1億のまま、財産としてはは時価1億の不動産ですが、相続税の計算上、不動産の価格は購入価格でなく、相続税特有の計算を行います。
この相続税特有の計算というのがミソで、不動産によっては6割程度まで下がります(あくまでも相続税計算上だけの話であって、実際にいくらで売却できるかは別問題です)。
つまり財産6千万、負債1億なので差額の4千万円の財産を減らす節税効果が生まれるのです。だからこそ不動産会社は積極的に賃貸アパート建てませんか、マンション投資しませんか?と営業を行うわけです。 教科書通りにいうと確かにその通りなのですが、あくまでも一般論なのですべての方にお勧めというわけではありません。お話があった場合にはよく熟考したうえでお決めになったほうがいいと思います。
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