【おひとりさまの不安 第1回】
おひとりさまの孤独死リスク
未婚であったり、離婚していたりで配偶者がおらず、子供もいない。
両親はすでに他界しており、近くに住む兄弟姉妹や親類などもいない。
あるいは、いても疎遠な関係になっている…。
そんな、いわゆる「おひとりさま」が、思いがけず急死した場合、その後の手続きや、葬儀埋葬、財産の処分は一体どうなるのでしょう。
もしもひとりで亡くなった場合、まず「いつ、誰に発見してもらうか」という問題が生じます。それに続いて「死亡手続きや葬儀埋葬は誰にやってもらうか」という問題、そして「財産はどのように処分され誰に渡るのか」という問題が続きます。
まず直面する「いつ、誰に発見してもらうか」については、働いている人や特定のコミュニティに所属している人であれば、その関係者や友人知人などが、職場やコミュニティに連絡もなく来ないことを不審に思って連絡を試みたり、家を訪問してくれることがあるかもしれません。
しかし、そのような関わりを持たない、持っていても家を訪ねてくれるような間柄の人がいない場合などは、死後しばらくの間は発見されないことも考えられます。
誰にも看取られずに息を引き取った上に、腐敗してから発見される…などという悲惨な最期を迎えてしまう可能性もあるのです。
誰でも、そんな最期は望まないはずです。
では、もしもの時にすぐに周囲に気づいてもらうためには、どのようなことをしておけばよいのでしょうか。
元気なうちからの対策や心構えについて、次回にお知らせいたします。
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